災害時の復旧作業に役立つ重機やバギーの訓練を受けられ、農業体験もできる民間の「防災パーク」が長野県小布施町にある。災害ボランティアを志す人向けの重機講習も行われ、地域の防災拠点として期待されている。
この防災パーク「nuovo(ノーボ)」は、東日本大震災を機に発足した支援団体「日本笑顔プロジェクト」代表の林映寿さん(45)が「公に頼り切るのではなく、民間の防災力を高めたい」と昨年10月に開設した。遊休農地を活用した敷地に、ショベルカーなど重機6台とバギー5台を備え、訓練や乗車体験ができる。災害支援車両もあり、災害時にはここから各地に出動する。
敷地内の畑では収穫体験ができ、災害時用の野菜の生産を兼ねている。施設名はイタリア語で「新しい」という意味。農業と防災を組み合わせた「農防」とかけており、「21世紀型の新アミューズメント」にしたい思いを込めたという。
開設のきっかけは、長野県も…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル